電動シャッターが途中で何度も止まる
考えられる原因
電動シャッターが途中で止まってしまう場合にはいくつかの原因が考えられます。
- レールの変形
- 消音樹脂の飛び出し
- リミット装置の劣化
- 開閉器(モーター&制御盤)の故障
- その他
レールの変形や消音樹脂の引っ掛かりが見当たらないのに、途中で何度も止まってしまうような場合は、次のリミット装置の劣化の可能性が高いと思われます。
リミット装置のメーターの劣化
対象機種: 三和サンオート、三和ブロード、三和静々動々、
レールやスラット・座板に変形が見当たらないのに、
- 開閉途中に止まって、スイッチを押すと動くがまた止まる
- 途中で止まって反転上昇して止まる
- 下限で少しダブり気味になる
- 症状が出る時と出ない時がある
などの症状の場合は、リミット装置のメーター(ポテンショメーター)の劣化の可能性が高いと考えられます。
実際に一番多いのがこの事例です。
シャッターの上下停止位置を設定する「リミット装置」は昔は機械式でしたが、最近の機種ではギヤの回転を電気信号に変えて制御盤に送る方式になりました。
その電気信号に変える部品(ポテンショメーター)がある程度で寿命が参ります。
(昔の機械式は物理的に壊れました。)
ご使用状況や個体差がありますが、
通常5~6年程度からそろそろ初期症状が出始めることが多いかと思います。
もちろん、10年以上もつ場合や、軽微な症状でそのままお使い頂ける場合もございますが、
症状が頻繁になりますと、ポテンショメーターの交換が必要になります。
幸い三和シャッター製品の場合は、ポテンショメーターだけの交換が可能です。
対象機種: 三和サンオート、三和ブロード、三和静々動々、そのまま電動化パック
開閉器の故障
ほとんどの場合は上記のポテンショメーター故障が原因ですが、ご使用期間が長いものや、それ以外でも開閉器(モーター&制御盤)が故障しているということもあります。
その場合は、開閉器(モーター&制御盤)の交換が必要です。
現場にて点検確認致します。