コンクリートガレージに溝を掘って電動化@大阪市

大阪市内より、コンクリートガレージの電動化をご依頼頂きました。

電動化工事ではブラケットの左右側面から配線出しをしますが、コンクリートガレージの場合ブラケットの左右にクリアランスがない場合が多いかと思います。

こちらのガレージでも左右のブラケットが壁にアンカー留めされており、まったく隙間のない状態でした。
また外に向けて貫通穴をあけることもできませんでしたので、内側でコンクリートに溝を掘って配線の取り回しをすることにしました。

幸いガレージにコンセントもあり、また室内へのドアがありましたので、すべてガレージ内で処理することが可能です。

コンクリートガレージの文化シャッターを電動化
コンクリート掘り込みガレージのシャッターを電動化

左右ブラケットは側面ベタ付けで取り付けられていますので、配線を通す余裕がまったくありません。

現在の手動シャフト
ブラケットは側面付け

コンセントのある側から配線を出したいと思います。

右側のブラケット

配線を通すあたりのブラケットをカットします。

ブラケットをカット
ブラケットをカット

コンクリートの壁を斫(ハツ)って溝を掘ります。

コンクリートに溝堀り
コンクリート壁をはつり

配線類を無理なく通すには、2センチほどの深さが必要です。

約2センチの深さの溝
約2センチの深さの溝

配線類を通して、鉄板でフタをします。鉄板の端部はスラットが引っ掛からないように斜めに削ってあります。配線が当たるところは傷がつかないようにテープで保護します。

フタ
配線にフタ

スラットを巻いても配線類には干渉しません。

スラットに干渉せず

電工ボックス内で結線処理します。

電工ボックスで結線処理

電動化完了です。

完成

各種設定・調整をして、あとはケースを貼りなおせば完了です。

幸い各種条件が重なり、ガレージ内ですべての配線類の処理ができましたので、外観はまったく変わらない仕上がりにできました。

アンテナもが内部設置ですが、十分な距離から操作ができましたので、これからも便利にお使い頂けるかと思います。

ご依頼ありがとうございました。